カメラ小僧の記録

ポートレートの記録をメインに日々の写真を記録します。

RX1RM2の魅力


フルサイズセンサー、F値2の35mm単焦点レンズを持ちながら、その重量約560gというにわかに信じがたいサイズ感とスペックを併せ持つコンパクトデジタルカメラ。
それがRX1RM2である。


筆者がこれを手に入れたのは昨年2018年の11月であるが、この時メインとして使っていた5Dmark3に付けていたレンズは50mmだった。
50mmはなかなかに万能な焦点距離なのだが、いかんせん室内や店内だと距離をとらなければいけないので向かいに座っている友達や家族が撮れなかったり、そもそも5D自体が結構重いので気軽に持ち運べないことに嫌気がさしていた。


そこでコンパクトでいつでも気軽に持ち運べ、スペックも高いものはないかと探したところ行きあたったのがRX1RM2だった。
しかしながら、そのお値段は何ともビックリ気軽に買えるものではない。競合他種もLeicaQぐらいしかないので中古市場もあまり潤っておらず、発売から3年が経つもあまり価格の下落はないようだった。
しかし私の性格上、欲しいと思ったら悩む期間は短い。
店頭やネット上にある作例、そして極めつけはSONYオフィシャルの福田健太郎氏のレビューを読み、身の回りの売れるものを売りまくって何とか資金を作り購入に踏み切った。


20万以上もするカメラを買うのは初めてだったので買ったときは流石に動揺したが、この機体の素晴らしさはすぐさまその動揺を打ち消してくれた。

高い解像感、素早いAF、絵作りに集中できるEVF、多彩な撮影を可能にするチルト液晶、そしてコンパクト故の形態性。
何を撮っても素晴らしかった。(バッテリー持ちが異様に悪いのが弱点・・・)


35mmという絶妙な焦点距離はスナップだけでなく、ポートレートでも十分に活躍した。
この小さな巨人はおおよそどんな撮影状況でも素晴らしい形で答えてくれる。
唯一無二の存在である。